振り返ると、人生の中で何度もボクシングにベクトルが向くタイミングがありました。中学生のときにテレビで見た世界戦(畑山隆則vs坂本博之)や、当時のテレビ番組「ガチンコファイトクラブ」、父親が読んでいたコミック「はじめの一歩」などからボクシングに興味を持ち始めました。
 
高校の近くにたまたまあったボクシングジムに通い始めたことが、ボクサー人生へのはじめの一歩でした。ボクシングにどんどん熱中し、アマチュア大会などに出場し活動していました。
 
卒業後、一度は一般企業に就職するも「人生一度きりだ」という気持ちで夢を追いかけ18歳で単身上京。風呂無し・トイレ共同の合宿所に住みながら昼はアルバイト、夜はジムで仲間たちと切磋琢磨する毎日でした。
 
プロテストに合格したのは19歳の秋、プロデビュー戦初勝利は20歳の春。その後、プロボクサーの道を歩み始めましたが、勝敗相半ばしながらなんとかB級に上がりました。プロとして5年間活動を続けましたが、怪我や家庭の事情により引退を決めました。
 
27歳で、地元茨城に戻りサラリーマンとして働き始めましたが、ボクシングへの想いは冷めることなく、2023年6月にボクシングサークル『水戸GONGボクシングクラブ』立ち上げ、2024年10月に『GONG+ ボクシングクラブ』を創設し、今に至ります。
 
自分は決して才能があったわけではありません。だからこそ、みんなと同じ目線で一緒にボクシングを楽しめると思っています。「辛い」「痛い」「男のスポーツ」などのイメージを持つ方が多いスポーツですが、当クラブでは、楽しく、そして一緒に頑張れる仲間がいる"第二の家"のようなボクシングクラブを目指しています。ぜひ一緒にやりましょう！